「足がパンパン」を、医師に伝わる言葉に。「症状ことば帳」の使い方
診察室に入ると、言いたかったことが飛んでしまう。 「足がパンパンで」と言ったきり、あとが続かない。
そんな人のために作ったアプリが「症状ことば帳」です。
自分の言葉で探すと、医師に伝わる言葉と、伝え方の例文が出てきます。 透析室で20年、患者さんと医師のあいだで「言葉の橋渡し」をしてきた経験を、辞書の形にしました。
この記事では、使い方を画面の順番どおりに説明します。
症状ことば帳 https://kotoba.yurura-life.com
■ 最初に、これだけ
このアプリには「辞書」「メモ」「履歴」の3つの道具が入っています。
ぜんぶ使う必要は、ありません。 むずかしく感じたら、最初は「辞書で言葉を探す」だけで大丈夫。 それだけでも、診察室での話しやすさが変わります。
■ 開き方
- 上のリンクを押す(スマホでもパソコンでも開けます)
- 画面の下に「ホーム」「辞書」「メモ」「履歴」のメニューが出ます
スマホのホーム画面に置く方法は、こちらです。
iPhoneの場合
- Safariで症状ことば帳を開く
- 画面下の共有ボタン(四角から矢印が出ているマーク)を押す
- 「ホーム画面に追加」を押す
- 右上の「追加」を押す
■ 辞書の使い方(まずはここだけでOK)
- 下のメニューから「辞書」を押す
- 検索欄に、自分のふだんの言葉を入れる(例: パンパン、しびれ、ズキズキ)
- 出てきた項目を見る
それぞれの項目に、3つのことが書いてあります。
・患者の言葉 → 「足がパンパン」「靴下のあとがつく」 ・医師に伝わる言葉 → 「下腿浮腫(かたいふしゅ)」 ・伝え方の例 → 「夕方になると足首から下がむくみ、靴下のあとが消えにくいです」
この「伝え方の例」を、そのまま診察室で言えばいいのです。 いつから、どのくらい続くかを足すと、もっと伝わります。
検索のかわりに、カテゴリから探すこともできます。 痛み・しびれ、めまい・ふらつき、疲れ・だるさ、睡眠、食事・食欲、尿・便、こころ。7つに分かれています。
- 「今日伝えたいことに追加」を押すと、その言葉がメモに入ります
■ メモの使い方(受診の前に)
- 下のメニューから「メモ」を押す
- 辞書から追加した言葉が、ここに並んでいます
- 自分の言葉でも追加できます(例: 朝、手が30分くらいこわばる)
受診の日は、診察室でこの画面を見せながら話せます。 声に出すのがつらい日は、見せるだけでも伝わります。
「全部コピー」を押すと、メモの内容がまとめてコピーされます。
■ 履歴の使い方(受診のあとに)
診察が終わったら、忘れないうちに記録を残せます。
- 下のメニューから「履歴」を押す
- 「受診記録を追加」を押す
- 順番に書いていく
・病院・科(任意) ・伝えたこと → 「メモから選んで貼り付け」を押すと、メモの内容をそのまま入れられます ・医師の返答 → 例: 採血して炎症の値を見ましょう ・次にやること(任意) → 例: 1ヶ月後に再診 ・次回予約日(任意)
次回予約日を入れておくと、履歴の画面のいちばん上に「次の予約」として表示されます。 予約日がいつだったか不安になったとき、ここを見れば一画面でわかります。
■ 記録のひかえ(機種変えの前に)
書いた内容は、ぜんぶあなたの端末の中にだけ保存されます。 どこにも送信されない安心と引きかえに、スマホを変えると消えてしまいます。
そのための「記録のひかえ(バックアップ)」が履歴の画面にあります。
- 「書き出し」でひかえファイルが保存されます
- 新しいスマホで「読み込み」を押して、そのファイルを選ぶと、メモと受診記録が戻ります
機種変えの予定がなくても、ときどき書き出しておくと安心です。
■ おわりに
症状は、うまく言えなくていいのです。 言えない日のために、探せる辞書と、見せられるメモを用意しました。
診察室のとびらの前で深呼吸するあなたの、小さなお守りになりますように。