ことばのための、2つの小さなアプリの使い方(話したいことポスト・言われてうれしかった帳)
会ったあとの帰り道に、「あれ、言えばよかった」と思い出す。 うれしかった言葉ほど、落ち込んだ日にかぎって思い出せない。
療養中のわたしが、自分のこの困りごとのために、2つの小さなアプリを作りました。
この記事では、使い方を画面の順番どおりに説明します。 2つとも、押すところがとても少ないアプリです。むずかしい操作はひとつもありません。
どれも無料で、会員登録もいりません。 書いた内容は、あなたの端末の中にだけ保存されて、どこにも送られません。
■ 1つめ「話したいことポスト」
次に会うときに話したいことを、人ごとに貯めておくアプリです。
話したいことポスト https://hanashitai.yurura-life.com
使い方(ポストをつくる)
- 「あたらしいポスト」を押します
- 相手の呼び方を書きます(例: 長女、お母さん、先生。呼びやすい呼び方で大丈夫です)
- 「ポストを つくる」を押します
使い方(入れる)
- 話したいことを書いて、プラスのボタンで、ぽとんと入れます
- 思いついたとき、いつでも足せます
話したいことだけでなく、聞きたいことも入れられます。 「最近、眠れてる?」のような、その場では出てこない質問こそ、ここに入れておいてください。
使い方(会えた日)
- 会う前や会っているときに、ポストをひらいて見返します
- 話せたら「話せた」を押します
- 「コピー」を押すと、そのままLINEに貼れる形になります
その場で言葉が出てこなくても、大丈夫。 準備した言葉でも、渡せば、ちゃんと届きます。
■ 2つめ「言われてうれしかった帳」
言われてうれしかった言葉を、しまっておくアプリです。
言われてうれしかった帳 https://ureshii.yurura-life.com
使い方(しまう)
- 「しまう」の画面で、言われた言葉を書きます
- だれからか、も書けます(書かなくても大丈夫です)
- 「しまっておく」を押します
うれしかった言葉は、もらったその日にしまうのがおすすめです。 いやなことは何年でも覚えているのに、うれしかった言葉は、するっと消えていくからです。
使い方(よみかえす)
- 落ち込んだ日に、「よみかえす」の画面をひらきます
- 「1まい ひらく」を押すと、しまった言葉が1つ出てきます
- 「もう1まい」で、次の言葉が出てきます
思い出す力が出ない日でも、大丈夫。 ボタンひとつで、言葉のほうから来てくれます。
ここにあるのは、作りものの励ましではありません。 ぜんぶ、実際にあなたに届いた、ほんものの言葉です。
■ ホーム画面に置いておくと、すぐ開けます
2つとも、スマホのホーム画面に置いておくと、アプリのように使えます。
iPhoneの場合
- Safariでアプリを開く
- 画面下の共有ボタン(四角から矢印が出ているマーク)を押す
- 「ホーム画面に追加」を押す
- 右上の「追加」を押す
これで、ホーム画面にアイコンが並びます。 話したいことポストは赤いポストの珊瑚色、言われてうれしかった帳は桃色です。
■ ひとつだけ、注意ごと
書いた内容は端末の中にだけ保存されるので、スマホを買い替えると消えます。 だいじな言葉は、メモアプリなどに控えを取っておいてください。
裏を返せば、どこにも送られないということ。安心して、正直なことを書いてください。
■ おわりに
2つに共通しているのは、「ことばを、その場まかせにしない」ということです。
話したいことは、会う日まで、ポストがあずかっていてくれる。 もらったうれしい言葉は、落ち込んだ日のために、帳面がしまっていてくれる。
言葉は、借りてもいいし、準備してもいい。 あなたの言葉が、いちばんいい形で行き来しますように。
ゆるら