失くす前に、たしかめた。スマホ紛失の備えの手順(生きていく手順書 Vol.7)
スマホは今や、ぜんぶの「鍵」です。
お金の管理も、家族とのLINEも、写真も、いろんなサービスへのログインも。
だから、失くしたときの落とし穴はこれです。
「スマホでログインし直そう」の、そのスマホがない。
多くのサービスは、ログインのとき「確認コード」をスマホに送ってきます(2段階認証といいます)。 失くしたスマホに、確認コードが届き続ける。これが現代の迷子です。
私はまだ、スマホを失くしたことがありません。 だから今日、失くす前に、自分の備えを点検しました。その記録です。
困りごとは、3つに分かれる
スマホを失くしたときの困りごとは、整理すると3つです。
■ 本体と中身(写真・LINEのトーク・メモ) ■ 鍵としてのスマホ(確認コードの届き先) ■ 電話番号(悪用されないよう止める)
言いかえると、探す・止める・戻す。 この3つの道がつながっているかを、順番に見ていきました。
点検1。「探す」を、自分の目で見た
iPhoneの「探す」という機能は、ONにしてありました。 これは、娘に最初に教わったことでした。スマホを持ったら、まずこれをONにするんだよ、と。
でも「設定してある」と「使えるのを見た」は、違います。
今日、パソコン(Mac)で「探す」アプリを開いてみました。 自分のiPhoneの名前が出て、地図に、いまある場所が表示されました。
はじめて自分の目で見た「探せる」は、想像よりずっと心強いものでした。 スマホを失くしても、パソコンから場所が分かる。遠くからロックをかけることもできる。
点検は、この「自分の目で1回見ておく」だけで充分です。
点検2。パスワードの控えが、スマホの外にあるか
スマホが鍵なら、合鍵をスマホの外に置いておく必要があります。
私の合鍵は、パスワード管理アプリ(1Password)です。パソコンからも開けます。
中身を点検しました。
■ LINEの引き継ぎ用のメールアドレスとパスワード。入っていました ■ 携帯会社の手続きに使うアカウント(dアカウント)のIDとパスワード。入っていました
ここが空だと、パソコンがあっても道が途切れます。 パスワード管理アプリでなくても、紙のノートでもかまいません。「スマホの外の合鍵」が、あるかどうかです。
点検3。回線の止め方を、3行のメモにした
私の携帯はahamoです。調べて、はじめて知りました。 **ahamoには、電話の窓口がありません。**オンライン専用のプランだからです。
「困ったら電話すればいい」が通じない。これは失くしてから知ると、いちばん慌てるところだと思います。
だから、止め方を3行のメモにしました。
■ パソコンで ahamo.com を開き、「利用中断」の手続きをする(24時間できる) ■ 確認コードが失くしたスマホ宛てで詰まったら、チャットサポートに「紛失で認証を受け取れない」と伝える ■ 止めるまでの通話・通信料は自分持ち。だから早めに
このメモは、スマホの中に入れたら意味がありません。 紙か、パソコンのメモに。
携帯会社によって手続きは違うので、「お使いの会社名+紛失」で調べて、あなたの3行を作ってみてください。
「戻す」は、いつもの備えがそのまま効く
新しいスマホに買い替えたとき、写真や連絡先が戻るのは、バックアップ(iCloud)のおかげです。 これは普段から自動でされているので、点検はバックアップがONになっているかを見るだけでした。
つまり、まとめるとこうです。
■ 探す。パソコンの「探す」で、地図に出る ■ 止める。パソコンから、携帯会社の手続きページで ■ 戻す。バックアップと、スマホの外の合鍵で
Androidの方も、同じ仕組みがあります。「デバイスを探す」という機能です。考え方はぜんぶ同じです。
選んできた自分を、褒めてあげたい
点検を終えて、思ったことを正直に書きます。
Apple製品で揃えてきて、良かった。 パソコンとスマホがつながっていて、片方を失くしても、もう片方が助けてくれる。
そして、それを選んできた自分自身を、褒めてあげたい。凄い、と。
点検というと「できていない探し」のようですが、やってみると**「できている確認」**でもありました。 娘に教わった設定が生きていた。コツコツ入れてきたパスワードの控えが、合鍵になっていた。
あなたにもきっと、もうできている備えがあります。 失くす前に、一度だけ、たしかめてみてください。
この記事も、未来の私と、同じ場所に立つあなたへの手順書です。
ぼちぼち、いきましょう。
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ゆるら(透析看護師歴20年)
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